こんな発想どうだろう!  GIGSATAR®TRUST~結~

私が長年活動をしてきたNPOたけとよで、GIGASTARのプロジェクトを提案した際に、「いまいち」と指摘されたことのひとつに「武豊町民が参画した活動に展開できない」ということがありました。
そうしたこともあり、現在のGIGASTAR®のコンセプトでは、住民参加の活動をいかに盛り込むのか!ということが、コンセプトの基本となっています。

今日も、企業さんとの打ち合わせの帰りの新幹線のなかで、どうしたら、全国の市民参加を促進できるかな、共通のひとつの目標として共感をもって関わってくれるように活動をデザインできるかなと、いろいろ考えていました。

そうしたら、白川郷の合掌造りの家屋の屋根の吹き替え作業を住民が協力して実施する”結”という信頼の互助制度を思い出しました。

将来的に、全国の地域で、自前のGIGASTAR®が作られていくことを目指したいのですが、一つの地域で、1つまるまる完成させるための資金やスタッフをゼロから集めるのはなかなか難しいと思います。
特に資金面については、今はやりの、Cloud Founding を行いたいのですが、ひとつの地域のみに成果が落ちる活動に、全国の志の資金(志金)があつまる
とも思えません。

そこで、GIGSATAR®TRUST~結~ という制度を作ってはどうかと考えました。

その制度は、次のような信頼関係にもとづくものです。

1.GIGASTAR®TRUST に参加する地域を募集する。これを参加地域と呼ぶ。
2.参加地域は、それぞれ、10人程度の有志であれば参加できる。
3.参加地域の有志は、学校でも、天文サークルでも、何でも良い。
4.参加地域のなかから、GIGASTAR®THEATER など、地域で所有する目的で製作したいと思う地域(主催地域と呼びます)を募集する。
5.最初は、ギガスター実行委員会が主催地域として手を挙げる。
6.主催地域は、製作の1/5(たとえばの設定)の部分の材料費用と製作ボランティアの確保を責任もつ。
7.GIGASTAR®実行委員会と主催地域が、全国の参加地域に、のこりの4/5を
担ってくれるように働きかける。
8.参加意向を表明してくれる地域を、協力地域と呼び、それぞれ担当部分の材料費用と製作ボランティアの確保を担保する。数はできるだけ多いのが良いが、舞台で使用するGIGASTAR®THEATERであれば、全体で100万円で完成できるので、主催地域が、20万円、協力地域が5万円x16地域くらいのイメージ。
9.協力地域は、自己資金で費用を工面しても良いし、その有志が持つネットワ
ークを活用して、地域からファンドレイジングを行って調達しても良い。
10.こうして、主催地域と協力地域の市民の手で、GIGASTAR®を完成させる。
11.完成した、主催地域のGIGASTAR®は、年がら年中使用するわけではないので協力してくれた協力地域の要請に応じて、無償で貸し出しを行う。貸出する優先順位などは、協力地域が担当してくれた割合で定める。
12.いったん協力地域でGIGASTAR®の活動に参加した参加地域は、主催地域からGIGASTAR®を無償で借りて、地域のイベントに活用する。
13.協力地域の有志は「私たちの地域でも作ろう!」と盛り上げ、今度は主催地域として手を挙げるよう!
14.すでに協力地域で製作経験があるので、主催地域として比較的多くの市民巻き込みが図れると思われる。
15.GIGASTAR®THEATER などは、複数の星空領域を切り替えながら表示させるのがのぞましいが、TRUSTに参加している地域は、他の地域が作って
いない星空領域を選択して製作すると、他の地域からお借りしたものを使って
充実した上演が可能になる。こうして、全国で協力し合って、多様な領域のGIGASTAR®THEATERが製作されてゆく。

こうした制度を採用することで、次のような大きな利点が期待できます。

1.主催地域は、他の協力地域の資金とボランティア資源のお手伝いが得られるので全部自前で製作するのに比べて、少ない資源でGIGASTAR®を製作できる。
2.協力地域は、さらに少ない資金とボランティア資源をコミットするだけで、
GIGASTAR®の手作り活動と、一部が自分たちで手作りしたGIGASTAR®を
イベントで無償で借りてイベントが主催できる。
3.TRUSTに参加する参加地域は、無理のない協力を継続して実施していくことで各地域に複数のGIGASTAR®が完成していき、それぞれを無償で借りれる関係となるので、自分たちだけで1つのGIGASTAR®を製作するのに比べて、同じ労力で何倍もの成果物を無償で借りて使用することができる。
4.FondRising(資金集め)やボランティア資源集めを行うにあたっては、各参加地域でコアとなる有志が持つ多様なネットワークを経由して資源調達が行われるので、TRUST全体で見ると、その資源調達のネットワークの多様性と広がりは決定的に大きくなり、単独で起すよりもはるかに共感が高まり成果も大きくなると考えられる。
<例>
長野県の主催団体が、GIGASTRA®を用いた星空コンサートを企画する音楽アート団体だとする。その主催団体を応援しようとする全国の協力団体は、それぞれの地域で持っている地域ネットワークの中から音楽関係の団体に対して「完成したら借りれるから、一緒に協力しない?」と声掛けすることができる。
実際に愛知県の主催団体が、長野県で実施した活動を参考にして、無償で借りて愛知県の音楽関係の団体と連携してその地域でも実施できる。
こうしたネットワークの相互反応を促進させる効果もある。

5.参加地域の主催有志のバックグランドは、たとえば
・高校の天文部 (一宮高校地学部)
・地域の天文サークル (ふくろうの会)
・地域の科学館 (半田空の科学館)
・地域の観光協会 (郡上市観光協会)
・地域のアート団体 (あいちトリエンナーレ参加団体)
・地域の街づくりNPO団体 (NPOたけとよ、宮沢賢治関連団体)
・協働企業の有志団体 (ビクセンワンダークラブトナカイ)
・宇宙関連団体 (JAXA)

などなど、多様に及ぶと思われる。

全国には、GIGASTAR®があると、活動の価値がアップするようなイベントを日ごろから企画したり、新規に企画したいと思う有志グループはたくさんあると思いますが、そうしたネットワークの相互反応を促進させる効果もあると思います。

@@@

こうした「みんなで作って、みんなで育てる、GIGASTAR®ネットワーク」
というものは、とっても新しい発想の、天文普及活動になろうかと思います。

GIGASTAR®THATER では、夏の銀河を、銀河鉄道の夜に沿って、3つの領域で創り上げようとしていますが、この結のしくみを活用することで、3つの領域を3つの地域でそれぞれ作れば良いですし、もっと集まれば、冬の銀河も含めて、銀河系全体を一周網羅したGIGASTAR®THEATERのシリーズを製作することも可能だと思います。

ドーム型のGIGASTAR®でも同じ発想で展開しても良いと思います。
その場合、3台お借りして、ちょっと大きめの体育館に、合計4台の複数のGIGASTAR®を、季節や北半球、南半球の違いにそって再現・設置するようにすれば、お客さんのキャパシティも増えますし、いろいろな星空を体験できるようになりますね!

これは、ナゴヤドーム貸し切りの夏休み1週間イベントも可能かもね!!

ということで、白川郷の“結”制度をならって発想したこの制度、みなさんどう思いますか?

風呂敷広げ過ぎ?(^^;?

間瀬

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