ギガスターのルーツに迫る 第2回

ギガスターのルーツに迫る   ・・・ 蘇る星空への情熱 LEDプラネタリウム in 1979 ・・・

2.星図をたよりに、星の製作がスタート
ドームの製作は夏休みなので、まずはLEDの星の構造をいろいろ検討しました。 ピンホール式プラネタリウムの大きくて不鮮明な星像が不満だったので、やはりできるだけ「点」の星を再現しようということとなりました。   当時入手したLEDは、「砲弾型」と呼ばれる形で、光る部分のサイズが3ミリくらいあります。そのまま星にしては「点」の星は再現できないので、まずはバルサという柔らかい木を1cm角で切断し、ちょうどLEDが入る穴を明けました。そこにLEDをはめて、木材の表面に、アルミ箔を貼り付けた紙ラベルを貼りました。 アルミ箔には、星の明るさに合わせてマチ針で小さな穴を明けました。 … 次に、プラネタリウムで再現する星空の季節を決めて、星図をコピーしたもので再現する星をピックアップ。6個ずつつないで、配線を決めました。 この作業が結構大変。数学の授業中に内職して星の結線をやっていたら、隣を通る数学の先生と目が合って「うまく行きそうですか?」と応援されました(^^;   「また間瀬君は、夢中になって取り組んでいるな」と、暖かく見守ってくれた先生の懐の広さに、いまでも感謝しています(^^)
さて、LEDは6個を直列でつないで、物理実験で使用するスライダックと呼ばれる変圧器で電圧を下げて、約12Vで点灯させました。今思えば知識が無くていい加減でして、電流制限抵抗を入れずに配線してました(^^; 良くパンクしなかったものです。

星のチップが完成したら、次は配線です。張りぼてドームの内壁に貼り付けるにあたって、配線の長さがちょうど良いようにするために、長さをあらかじめ定めて配線をして、6本がつながった「シリーズ」と呼ばれるものを準備します。 LEDは全部で555個でしたから、このシリーズは、90本以上になりました。 それぞれ「何座の何番目のシリーズ」とラベルに書いて貼っておいたのに、ラベルが剥がれて何が何やらわからなくなってしまった時には、慌てました。
当時、このプロジェクトに取り組んでいたのは、地学部の同級の仲間4人と後輩の合計6名。合計555この星作りとシリーズ作りは、夏休み前の期末試験の最中にも継続して実施。おかげでテストの成績が落ちてしまって先生に怒られてしまいました・・・。
こうして、夏休みに入る前に、配線するLED星のシリーズが完成し、いよいよドームの製作に入りました。目指すは、直径5メートルのドームです!グランドでは、体育祭のクラス対抗で使う張りぼての製作も始まっていましたが、私たちの場合は、同じ張りぼてでも、外からの光を完全に遮断し、しかも、内面が美しい白色をしたプラネタリウムドームなのです!
そんなドームは、高校生の子どもたちに作ることができるのでしょうか?
何もかも初めて、一発勝負の、現場対応のプラネタリウム作りの暑い夏が、いよいよ始まりました。

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