公開天文台による大型望遠鏡での運用と移動式小型望遠鏡の運用の対比


A.大型の固定式望遠鏡を用いた星を見る会での観察体験提供量とコスト
80cmクラスの大型望遠鏡のコスト(まったく予想) 3000万円
星を見る会の開催 50回/年間
1回あたりの開催時間 60分
同時に観察できる人数 1人
大型望遠鏡による迫力ある木星や月の教育効果計数 1.0(基準)
年間体験量=50回/年x60分/回x1人x1.0=3000分・人・感動
償却年数 30年
償却費  100万円/年
星を見る会人件費 1200円/時間=20円/分
年間の人件費 50回/年x60分/回x20円/分=60万円/年
コスト  (100+60)万円/年÷3000分・人・感動=533円/分・人・感動

B.小型の望遠鏡を20台一斉に同時に同じ天体に向くようにした望遠鏡アレイを移動トラックに積載して行う出張の星を見る会での観察体験提供量とコスト
8cmクラスの小型望遠鏡筒のコスト 5万円/台
20台分の望遠鏡アレイの架台システムのコスト 100万円
望遠鏡設備のコスト合計 5万円/台x20台+100万円=200万円
星を見る会の開催 150回/年間
1回あたりの開催時間 60分
商圏の自動車移動時間換算半径 120分
1回あたりのスタッフ拘束時間 120分+60分+120分=300分=5時間
同時に観察できる人数 20人
小型望遠鏡による木星や月の教育効果計数 0.5(大型望遠鏡の半分)
年間体験量=150回/年x60分/回x20人x0,5=90000分・人・感動
償却年数 5年
償却費 40万円/年
スタッフ人件費 500万円x(150日/240日)x(5時間/8時間)=195万円/年
自動車維持費 50万円/年
コスト (40万+195万+50万)円/年÷90000分・人・感動=32円/分・人・感動
あっ!ガソリン代と高速代忘れた・・・誤差ごさ

Bのコスパ
A/B=533/32=16.6倍

同じ社会投資で、なるべくたくさんの天文教育を提供するためには、Bのような事業モデルが持続的に展開できることが求められますね。

あくまで「仮説」ですが、1桁の差が出るということは、説得力ありますね!

<追記>

この事業モデルが有効になっている要素は
①効果の最大化には1台の大型望遠鏡ではなく多数の小型望遠鏡
→高コストの設備を入れても抽選倍率が高くなるだけで実質的に届けられる教育効果の最大化には効率が良くない。
②需要のあるところにリーチする事業モデルなので稼働率が高い
につきますね!

この事業モデルをさらにコストダウンするために
①架台システムをできるだけ安価にコンパクトにすることで
設備コストを100万円→50万円
自動車を小型化して維持費を50万円/年→25万円/年
②事業を10年がんばってつづけると腹をくくって
償却年数を10年にして、40万円/年→15万円/年
③星を見る会を120分にして、
年間体験量90000→180000分・人・感動
④スタッフをバイトで回せるシステムにして
人件費195万円→6時間/回x1000円/時x150回/年=90万円/年
これらにより、
(15万円+90万円+25万円)/年÷180000分・人・感動=7.2円/分・人・感動
星を見る会1回では、130万円/年÷150回/年≒1万円/回でペイする。
なので定員100名(5名で1台の望遠鏡)であれば、星を見る会の提供原価は100円/人となる。
また年間100名x150回=15000名の体験が提供できるので、この事業者が全国で5事業者生まれれば、プラネタリウムに訪れる年間700万人に対して約1%の7万5千人に天体望遠鏡の観察体験が提供できる。
需要者としては、小学校4年生と6年生の人口が200万人。保護者とともに星を見る会に参加するとして、400万人が需要者。1事業者あたり、80万人の商圏があるので、そのうち1.5万人にリーチするには、1年のうち50校に1校に営業が成立すれば、事業が成立する可能性がある。
こうした星を見る会で、その地域の星空では見えない天体や季節がら見えない天体を見ることによる学習効率の向上や、快晴率を50%とした際に曇天時の代替星空によるリスクヘッジのために、20円/人x100人=2000円/回のコストを掛けるとして、2000円/回x150/年=30万円/年の付加価値が生み出せて、全国で150万円/年の付加価値。
この付加価値価値を提供する為に必要なGIGASTARの製造原価は、1事業者あたり製造原価12万円の3年償却で年間4万円。したがって1事業者あたり、年間26万円の粗利回収できて、5事業者で130万円/年の限界利益。こうした事業者が全国に15事業者できて、年間のプラネタリウム来場者700万人の3%の約20万人に提供できるようになると、15事業者で390万円/年の限界利益。
星を見る会で使用する「光る星座早見~GIGASTAR-SKY」が10人に1台売れると2万台/年x2000円/台=4000万円/年の売り上げで、限界利益が1000円/台なので、あわせて2390万円/年の限界利益。
ここまでくれば、専従職員を2人くらい雇用で来て、事業が持続的に推進可能になるかな!
あああ、皮算用になってきたぁ~!

このビジネスモデルの絵に描いた餅の要素は何で、それをブレークするソリューションは何で、その検証の為に限られた資源を何に投下するのが、社会全体最適か?という視点で考えなくてはいけませんね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

お名前 *

ウェブサイトURL

コメント

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>