特定非営利活動法人ギガスター(愛知県知多郡武豊町:代表 間瀬康文。以下当団体)は、8月23日(日)15時から、小樽市の龍宮神社(小樽市稲穂3丁目22-11:代表 本間公祐宮司)において、日本の小惑星探査機「はやぶさ2」の再突入カプセルの地球への無事帰還を祈願する祈願祭『「はやぶさ2」再突入カプセル帰還安全祈願祭』(安全祈願祭)行います。
本取り組みは、日本の小惑星探査プロジェクトである「はやぶさ2」がサンプル採取に挑んだ小惑星の名称が「リュウグウ」であったことにちなみ、「龍宮神社」の境内のサンプルを採取して当団体制作の実物大模型に格納して今後の貸し出し事業に供するとともに、「龍宮神社」の宮司により、12月6日に迫る「はやぶさ2」再突入カプセルの地球への無事帰還を祈る安全祈願祭をとりおこなうものです。
祈願祭には、当団体所有の「はやぶさ2」再突入カプセルの実物大模型とともに、9月1日(火)から余市宇宙記念館で展示される『「はやぶさ2」再突入カプセル実物大模型』も持ち込まれ、祈願していただく予定です。
コロナウイルスの暗いニュースがあるなか、日本が誇る小惑星サンプルリターンの挑戦をより多くの皆様と応援し、地球への無事帰還を祈る機会にするとともに、より多くの皆様が地域の科学館へ出向き、宇宙について触れるきっかけになれば幸いです。
<参考情報>
■「はやぶさ2」のミッションとは?
はやぶさ2は、初代はやぶさに続き、太陽系の歴史、生命の起源に迫る宇宙科学の一環として行う日本の小惑星探査プロジェクトであり、小惑星「リュウグウ」の岩石サンプルを採取して地球に持ち帰るというもの。
さる2014年12月に打ち上げられた「はやぶさ2」は、昨年のサンプル採集ミッションも成功し、地球への帰路にある。来る12月6日に、オーストラリアのウーメラ砂漠へ帰還する予定。
■余市宇宙記念館で展示予定の「再突入カプセル」とは?
「再突入カプセル」は、「リュウグウ」で採取されたサンプルを格納し、安全に地球に持ち帰るためのカプセル。帰還時に「はやぶさ2」本体から分離され、地球の大気圏へ再突入。その時の高温に耐えるための工夫がなされている。
余市宇宙記念館では、2020年9月1日(火)から、再突入カプセルを観察できる精巧な実物大模型と、再突入カプセルの心臓部であり、リュウグウのサンプルを格納する「サンプルキャッチャー」の実物大模型、そして、サンプル採取の際の目印となる「ターゲットマーカー」の実物大模型が展示される予定である。
■NPO法人ギガスターとは?
天文・宇宙に関する啓発活動を行う非営利団体。
初代「はやぶさ」や「はやぶさ2」の実物大模型を、全国の科学館等へ貸し出す事業を通じて、日本の宇宙開発に関する啓発を行っている。
■「龍宮神社」の境内のサンプルは何につかうの?
当団体では、龍宮神社の境内の砂を小惑星リュウグウのサンプルに見立てて採取して模型のカプセルに格納。貸し出し先の展示において、はやぶさ2の最大のミッションである小惑星サンプルリターンについての解説に活用する予定。
なお、当団体の地元、愛知県知多郡武豊町にも「竜宮神社」があり、サンプルの採取を計画中である。
■この活動とJAXAとは」どんな関係があるの?
本活動は、当団体が独自で企画し実施するもので、JAXAとの関係はありません。