父のお葬式が終わりました

母は介護老人ホームに入っているので、夫の最期に立ち会えなかったのが残念でしたが、お葬式の朝、会いに行きました。
父が亡くなったことはすでに耳に入っていて「人は寿命が来れば亡くなるもの。お父さんがいずれ亡くなることは最初から分かっていることだから。大丈夫だよ。」
と、気丈な様子でした。
本当は、病院にもお見舞いに行きたかったろうに、自宅に戻ってきた亡骸に会いに自宅に戻りたかったろうに、それを思うと心が痛みましたが、母の姿を見て、少しだけですが、安心しました。

父と母は、恋愛結婚でした。
街の自動車修理屋の事務員として勤めている母に、仕事の関係で訪れる父が見初めたのがきかっけということです。
お葬式には親戚が集まるので、昔のアルバムを持って行って、故人を忍ぼうと母の持つアルバムを物色していたら、父と母の初デートの写真が出てきました。
昭和28年5月。23歳の父と、22歳の母。豊田市の勘八渓での初デートで撮影されたちょっとピンぼけの写真に、目が釘付けになりました。
終戦後、高度経済成長のなか、3丁目の夕日を地で行くように、夫婦で手を取り合いながら自動車修理業を育て、家族を養ってきた父と母。斎場のロータリーには数えきれ無いくらいの花束が寄せられてきていますが、その最初の一歩は、この写真にあるような若い二人の出会いからだったんだと。この人たちの出会いがあって、自分がここにいるんだなぁと思って、若い二人のセピア色の写真を見ると、表現できないような想いで心の中がいっぱいになりました。
お葬式の場に、母が来れなかったこともあり、お棺の中に二人の写真を入れて、一足お先に天国に旅立ってもらうことにしました。

土日を挟んでまる5日間の特別休暇をいただいて、会社にも迷惑をかけています。兄も、姉も、親戚も、父を送ったあとは、日常に戻っていくのです。
お坊さんが最後のお言葉にもありました。これからは、天国の父は私たちにどんなことを期待して見守っているのか、いつもそれを意識してくださいと。
心の中にある父を意識して、みなこれからも生きていくのです。

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