社会的事業と知財の関係

あまり関係ないのかもしれませんが、GIGASTAR®では、知財戦略を重要視しています。

ただ、知財対応の作業は、事業のスタートアップの時期と重なるし、お金も必要なので、起業される方はつい忘れがちになりますね。

でもあらたに行う事業が価値を生む仕組みの中に、技術的な要素がある場合は、出願するしないはおいておいて、「特許出願するとしたら、どのような形でこの技術や事業のしくみを捉えるべきなのだろうか?」と振り返ってみる癖を付けておくと良いと思います。

また、技術を使わないとしても、検討すると良いと思います。

その理由は、特許の枠組みであらたな事業を見た時に、その着眼が、「新しい取り組みなのか?」「効果があるのか?」「産業で活用できるのか?」という要素で深フカボリする思考で、取り組む事業の「ユニーク性」を客観的に俯瞰し、表現することができるからです。

新しい取り組みか? ・・・ 他の方がすでに取り組んでいるヤリクチの活動と、まったく新しいものとは、事業の育て方もおのずと違ってきます。

効果があるのか? ・・・ そもそも効果が無ければ、独りよがりの取り組みになってしまいます。

産業で活用できるのか? ・・・ 社会課題を経済の仕組みを借りて解決するにあたって、産業(いわゆる大量生産的に繰り返し使えるもの)で利用できるアイデアかどをうか?を見ます。

特許の場合は技術なので、「地域に共感され、地域から愛される事業」という意味では、その成功の条件として相応しくない部分もありますが、

「お客様へ新たな価値を創出し、それをお客様へ届ける」

という意味では、通常の事業と変わらないので、このアプローチは有効だと思います。

具体的には、価値を生むための「仕組み」を見える化して、そのなかから、本質的ではないところをどんどん除外して、とことん裸にしていって、最後の最後まで残るものを見つけ出すのです。

これが見つけられると、

「これが私たちの取り組みでキモになるところだね」

「これはだれも取り組んでいないから、私たちが取り組むことは、社会にとってWelComeなことで、応援もしてくれるよね」

という、ゆらぎない部分を見つけ出すことができるのではないかなと、思います。

コンサルタントの方は、これを「コアコンピタンス」と呼びますが、起業家が取り組む活動の中には、かならずこうした「コアコンピタンス」があるはずです。それがたまたま技術だったりして、それが特許制度を活用できるものだと特許となりますが、それに関わらず、事業を回していくためには重要になる要素のひとつだと思います。

ということで、起業塾のなかでも、「パンですよ!」の時に、首藤さんにしつこくお勧めしたり、中島さんのビジネスモデルを二人で深堀りしたのも、そういうことからでした。

中島さんは、その議論のなかで、自らのコンピタンシーをしっかりとお持ちになっていて、そこにどのような外部資源をくっつけていくと、トータルで他には真似ができない、社会から見て中島さんにがんばっていただかないといけないわねこれは!と思えるような事業に育てられそうか!?というイメージが、どんどん明らかになっていきました。

こうしたディスカッションは、やはり、有効だと思いました。

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