GIGASTAR® 知財戦略進行中 & NPO法人設立準備進行中


GIGASTAR®の基本特許を先日、期限ぎりぎりで出願しましたが、それ以降に生まれた新しい発明を追加して、さらに出願に厚みを持たせる作業を進めています。
このあたり、国内優先制度やら分割出願やら単一性の保持やらと、結構専門的な知識と戦略が必要になるので、あいち産業支援機構が提供する無料の特許相談窓口を利用して、相談に乗ってもらいます。

実は、その窓口の担当の方は、ブラザー工業を定年退職された元知財部の実力者の方で、私がかつて個人で出願した、FingerVision(フィンガービジョン)」という、視覚障害者用グラフィックスユーザーインターフェースの外国出願の際に、翻訳や外国出願の際に、いろいろお世話になった方でした。

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また現在、8月1日付けでの法人登記を目指して、NPO法人化の手続きも進めています。
GIGASTAR事業は、設立するNPO法人だけでは最終顧客にサービスを提供することはできません。そのため、科学館や観光施設や望遠鏡メーカーやその他いろいろな団体と協働して新しい製品やサービスを活用した新しいアクションを行い、トータルで社会課題の達成に貢献します。そのために、今年から、私たちのような、中小事業者と連携して事業を進めるNPO法人も対象となった、創業補助金をいただいて、法人化の準備を進めています。

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中小事業者と連携した事業を行う際に、我々は、製品の開発などのエンジニアリングを担う役割になります。
その際に、「GIGASTAR®」という商標や、特許などの知的財産、また、社外秘としてノウハウとして保護する自動穴開け装置やそれを用いた生産システムなどの存在は、協働する事業者にとってはリスクヘッジとなり重要です。

非営利ゆえに、ボランティアや善意の寄付者などの資源を集約して社会価値につなげて行くことに適したNPO法人という組織が、営利企業を含んだ事業者と対等に連携し、全体として最適な形で社会に貢献する事業体の中で、イニシアチブをとって行くためには、知的財産の活用方法や戦略をしっかりと検討して実践していくことが重要になると思っています。

しかしここで、少し課題が見えてきました。

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NPO法人は、誰でも議決権を有する正会員になれることが法律で担保されています。これは、NPOの経営が特定の個人ではなく民意によって行われるという、とても大切な原理なのですが、一方で、この特徴を悪用すれば、法律の手続きに則って簡単に経営権を取得することができます。

これは、違う視点で見ると、競争原理で動く経済活動の中で、NPO法人と契約に基づいて協働する事業者(ビジネスパートナー)にとっては、深刻な経営リスクにもなり得るということを意味します。

たとえば、NPO法人ギガスターは、GIGASTAR®(ギガスター)という商標や特許など、排他的な権利を行使することで、中小事業者と連携して事業を進めますが、利害が対立する他の事業者が、悪意を持って上記行為を行えば、経営権を奪取した直後に、すべての知的財産を公開してしまったり、破棄してしまったりすることが合法的に可能です。

このように、NPO法人の最大の特徴である「民意を最大限に発揮できる組織」という特徴が、経済活動の中での活躍を阻害するリスクになる可能性があるということは、経済活動の中でのNPO法人の活躍を期待して、創業補助金の対象組織にNPO法人が追加された国の意向に反することです。

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そういうこともあって、今回設立するNPO法人に関しては、個人が所有する財産を善意にづいてNPOへ提供する際には、それが悪意ある第3者によって破棄するリスクがあるものについては、「譲渡」ではなく「契約に基づく貸与」という形態を採用し、NPO法人が勝手に処分したり、秘密情報を公開してしまったり等が行えないようなリスクヘッジを採用します。

ということで、GIGASTAR®の商標権や、特許、自動穴開け装置などに実装されているノウハウなどの知的所有権に関しては、法人化後は、間瀬康文個人と、NPO法人ギガスター(仮称)との間の契約に基づき、提供することとします。

こうした考慮は、社会貢献を目的として個人とNPO法人と営利企業がタッグを組んで社会全体最適な事業を進めようとする際の、新しい協働スタイルになるのではないかと思っていて、それを、創業補助金を受給して設立されるNPO法人の第一期生として、実践して検証していきたいと思っています。

長文失礼しました

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