みなさん、「鶯張り」って言う日本古来の建築技法を知っていますか?
Wiki から引用すると・・・
「日本の古来の建築物に見られる、人が床の板の上を歩く事によりきしみ音が鳴る様につくられた仕組みを鶯張りと言い、外部侵入者の危険探知の為に設けられたとされている。京都府の知恩院、二条城のものが有名である。」
というものです。
工場の床が「ギシギシ」言うのが嫌なので、床板の下にゴムをかませて対応をしたと以前紹介しました。その上に、スタイロフォームとコンパネを木工用ボンドで接着して重ねて、その上にフローリングを重ねたのですが・・・この「木工用ボンド」が失敗でした。そりゃそうですよね、木工用ボンドじゃねぇ・・(^^;
そのために、スタイロフォームとコンパネの間の接着が剥がれて、荷重が掛るたびに圧接されたり剥がされたりして、「みちっ」「みちっ」と微かに音がするようになってしまいました。表面のフローリング材を張る前に、コンパネと鉄製の床板の間に合計200本に及ぶタッピねじ固定を行うことで、普通に歩く限りは音がしないところまで行ったと思いましたが、フローリング施工後、歩いて体重を掛けてみると、所どころ「みちっ」っとなります(^^;。しかも、入り口で最初に足を掛ける場所が一番よく鳴る・・(涙)
いまさら工事し直しするわけにはいかないので、負け惜しみとして、
『GIGASTAR®工場は、日本古来の「鶯張り」工法を採用!』ということで!
本当の鶯張りの音は、「みちっ・・・みちっ」ではなくて、針と木材が擦れあう「きゅっ」「きゅっ」という鶯の鳴き声のような華麗な音で、大分違うとは思いますが・・・・まあ仕方がないですね(^^;
住めば都