GIGASTAR® miniTheater(ミニシアター)用のテント遮光幕の製作

8月10日に開催されるサイエンスレクチャーでは、GIGASTAR®miniTheater が披露され、イベント終了後には天体望遠鏡を使ってGIGASTAR®の星を観察する観察会も行います。

このミニシアターは、1辺3mの正方形の組み立て式テントの1面にGIGASTAR®のシートを吊るして、残りの3側面と天井を遮光し、テントの中にLEDランプを入れて部屋を暗くして外から見たり、逆に、明るい室内に設置して中に人が入って見たりするタイプのGIGASTAR®です。

本日は、仲間とこのテントの遮光シートの製作をしました。

シートはできるだけ軽く安価にしたかったので、PETシートにアルミが蒸着されたサバイバルシートを複数連結して製作しました。
このサバイバルシートは片面が金色をしていて、昔、「はやぶさ」の実物大模型を製作した際には、お世話になったものです。

100%完全には遮光せず、若干光は透すのですが、中に入れる光源はそれほど光度は高くないので「まっ大丈夫でしょう!」という軽いノリでまずは1枚仕様で仕上げました。もし透けて困るようでしたら2枚重ねにします。

ちょうど今日集まった仲間は、3年前にはやぶさを伴に製作した仲間です。女性陣には特にこのシートを用いて、「はやぶさ」の品質を左右する外観の耐熱シートの仕上げ作業を担当していただきまして、扱いには慣れてみえます。作業中にちょっとデジャブーしてしまいました。

さて、GIGASTAR®miniTheater。
今回は、南十字座を含んだ、10°x18°のエリアの星空を再現します。

このエリアはとても美しいエリアでして、銀河の中で輝く色彩の際立つ4つの星で形作られる南十字のすぐ左下(?)には、「コールサック(石炭袋)」と呼ばれる暗黒星雲があって、写真を撮ると銀河の中にぽっかりと開く落とし穴のような暗黒星雲が観察されます。銀河鉄道の夜にも出てきましたね!(写真、詳しくはここ)
http://www.ntctyo.jp/b-side/?attachment_id=1968

このミニシアターは、たてxよこ=1.5m x 2.7m のサイズの平面型のGIGASTAR®でして、8.6m離れると等倍に見えるサイズで製作します。今回は角度の1°を150mmのサイズで製作します。星空シート製作教室では1°を5mmで製作していますので、その分解能は30倍です。
ここに、最大直径0.3mm以下の星を450万個ほど形成します。0.3mmの星を8.6m離れて見ると、角度で7.2秒角になります。これは肉眼は当然ですが、約10倍の倍率で観察しても点に見えます。実際はもう少し倍率をかけても大丈夫だと思います。

また、今回の試作から、いよいよ1等星から18等星までの星、全ての星に、その星の「色」を再現します!南十字の周りの美しい銀河を構成する数百万個の全ての星の「色」を、観測データに基づいて忠実に再現します。こうした完全な観測データに基づいて、一つ一つの星の「色」の総体で再現する銀河の「色彩」は、今までには見たことのない、銀河の本当の色彩に限りなく近いものになろうかと思います。
こうした「すべての星に色彩を付ける」ことは、現在の投影式のプラネタリウムでは技術的に極めて困難であり、どうしても再現される星空は「白黒」の世界になってしまいます。これこそが「直接式」プラネタリウムであるGIGASTAR®の最大の特徴の一つなのです!

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さて、GIGASTAR®miniTheater は組み立て式のテントで、ちょっとした会議室内で観察でき、GIGASTAR®のデモンストレーションに活用する役割を担っています。この秋から製作する「GIGASTAR®Galaxy」制作に向けていろいろな皆さんのご協力をいただくためにも、このデモバージョンを使って、いろいろなところに出かけて行きたいと思います!

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