GIGASTAR® momoさんの現地視察 その3

さて、最後の質問ですね。

「間瀬さんの事業は、誰の At your side. なのか」

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私は、名古屋に本社があるグローバル企業、ブラザー工業株式会社に勤めています。ブラザーのロゴにも記載されているこのスローガン。私を含め、すべてのブラザーグループ従業員にとって、「At your side.」というコトバは、行動の根幹ともいえるスローガンになっています。
英語的には、「あなたの側に立つ」という意味になりましょうか。
これは、すべての行動を、価値提供先の「you」の側に立って考えて行動するという意味であり、事業活動では、「顧客第一主義」というコトバもあるような、大切な考え方です。

「君のその行動は、At your side.では無い!どういうことだ!」

ともしも言われる時、それは、ブラザー従業員にとって、匕首(あいくち)をのどにあてられるような意味があります。(ちょっと大げさかな?)

*以上の考え方は、会社の公式見解ではなく個人の意見です。

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私は、momoの木村さんを大変尊敬しています。
尊敬している方との間には、お互いが大切に思う価値観を、共有するものです。
だから、木村さんからのこの質問が意味することは、とても良く分かりました。

噛み砕いて表現すると、

「間瀬さんのその事業は、誰のための、誰の課題を解決する活動なの?」

ということですね。裏を返して言うと、

「課題があるから、その解決のために、GIGASTARが必要なんだよね?」

「で、その課題って何? 誰?どこにいる?何人いる?どれくらい深刻?」

「では、その課題の解決に、本当にGIGASTARが最適なの?」

ということなのです。全ての意味を包含しているのです。

もっと言うと、市民バンクの経営者である木村さんからの質問であるわけで、

「限られた地域資源を、誰の、どんな困りごとに向けて行う、どんな事業に融資するべきなのか、その判断のための、客観的な情報を、教えて?」

ということなのです。
これに一言で「スカッ!」と答えられることが、必要なんですが・・・これって、けっこ難しいんです。特に、課題から落とし込んだ事業で無い、プロダクトアウト的な事業の場合は、難しいのです。

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その意味で、GIGASTARプロジェクトを考えると、完全なプロダクトアウト型でもないし、完全に課題オリエンテッドでもないというのが、本音です。

①天体望遠鏡を使って綺麗な星を見たい
②けど都会では見れない
③だからそのソリューションとしての代替手段が欲しい
④そのためには今のプラネタリウムではできない
⑤だからそれを可能とするGIGASTARを提供する。

このロジックは、とてもシンプルですが、各段階ごとに、
「本当にそうなの?」という検証を入れると、ひょっとするとそうじゃない側面も否定できないんです。
今回の創業補助金で行う需要性の調査は、学校教育での天文教育や、エコツーリズムという事業で関わる顧客にまでスコープが広がるので、本来の課題に対する解決策が、かならずしもGIGASTARが最適ではない場合もあるのです。
実際は、もっと噛み砕いて、
「どんなコンピタンスに投資すべきか!」
という詳細な部分になってくると、GIGASTARがコア技術として設定している、穴あけ加工装置についても、穴を開ける必要がなかったら、意味が無いわけで、事業投資の判断はとても難しいのです。

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会社で参加している東海若手起業塾でのさまざまな経験から、「誰の、どんな困りごとに応える事業なのか」に立ち返って考えることに心がけ、いったん当初の想定の事業アイデアを棚に上げておいて、あくまで、顧客に視点を置き、そのために必要なソリューションを開発しようと、さまざまな顧客シーンに近い人たちとの対話を進めてきました。しかし、正直のところ、まだ不十分という感じはあります。今回の創業補助金による需要性調査は、こうしたところをさらに深堀する活動でもあるのです。

しかしそんな悩みの中でも、いろいろな人を巻き込んで、事業を進めて行くためには、経営者としての明確な「意志」が必要です。

そこで、今回は、本当の意味での、木村さんの質問に、完全には答えられないかもしれないのですが、今の正直なところとして、昨晩は、momoの理事の方へ、以下のように答えました。

この事業は、「誰」のAt your side.なのか?

自然の星空を通じて宇宙や天文を学びたいと願う都市部に住む学習者

ただし、教育事業に関しては、すべての子どもたちが上記の明確なニーズ
を持っているわけではないので、これを含めて表現すると、

この事業は、「誰」のAt your side.なのか?

自然の星空を通じて宇宙や天文を学びたいと現に思い、もしくは機会を与えらえることで思えるようになる都市部に住む学習者

となるかと思いました。

実際にGIGASTARにお金を払ってくれる、科学館や学校、観光協会、望遠鏡メーカーのみなさんは、上記、At your side.な事業活動を伴に進めるパートナーさんであり、本来の「誰」ではないんですよね。

木村さん、こんなんでいかがでしょう!(^^)/

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