GIGASTAR®の星の色

以前も紹介しましたが、GIGASTAR®の特徴のひとつに、すべての星の色を忠実に再現していることがあります。
人間の眼は、暗い光に対して色の判別能力は急激に落ちます。そのため、通常のプラネタリウムでは、比較的明るい星の色を再現するだけで良いです。
しかしながら、GIGASTAR®では、子どもたちが天体望遠鏡やデジカメなどを使って、眼では見えない星空に挑みます。したがって、暗い星だからと言って、色を省略することはできません。

星の色は、星の表面温度によって決まってきます。温度が低いほど赤っぽく、高いほど青白く光ります。では、どれくらいの割合で、赤っぽい星や、青白い星は登場するのでしょう!?
そこで、一定の領域の星について、天文台で観測された星の色指数やスペクトル型、その光の色温度と、その色の割合を調べてみました。

>調べた範囲
銀経   259°~264°(5°)
銀緯   59°~64° (5°)
等級   15.0等級まで
星数   11300個

>調べた結果
Sp型 温度(K)   V(B-V)   割合(%)  冬の1等星の色と大体の温度
------------------------------
B0   29000   -0.3    0.03
B5   15000   -0.16   0.02   リゲル(12000K)
A0   9600     0.0    (6.24)   シリウス(10000K)
A5   8300     0.15   0.43
F0   7200     0.33   0.78
F5   6600     0.45   5.16   プロキオン(6500K)
G0   6000     0.60   18.73   太陽(5800K)
G5   5600     0.68   23.41   カペラ(5600K)
K0   5300     0.81   27.52
K5   4400     1.15   14.27    ポルックス(4200K)
M0   3900     1.4    2.40   アルデバラン(3600K)
M5   3300     1.6    1.03   ベテルギウス(3000K)
------------------------------
(A0の星が多いのは、色のデータが無い星は、V(B-V)=0となっているため。)

ここからわかることは、7割以上の星は、太陽やカペラ、ポルックスのように、ほぼ白い色の星たちです。でも割合は少ないですが、ベテルギウスのようにとても赤い星、シリウスやリゲルのようにとても青い星も、幅広く存在しているということも分かります。
この調査した範囲は、銀河から少し離れた「おとめ座」の銀経、銀緯それぞれ5°の範囲の星で、目で見える星は4等星の星がひとつあるだけです。
しかし同じ場所をデジカメで撮影して15等星まで観察すると、そこには、1万個以上の星があって、一定の割合でリゲルやベテルギウスと同じような色の星が存在するのです!

目で見るとすこし寂しい星空でも、望遠鏡やデジカメで観察すると、1万個以上の星々の中に、美しい色をした星たちの姿が見えてくる。
GIGASTAR®が、星の色にこだわること、しかも、すべての星の色を再現することに挑戦することの理由が、お分かりいただけたかと思います。

なお、GIGASTAR®では、限りなく本物に近い星空に挑戦しているため、星の色については、それぞれの色の星について、実際の星と、GIGASTAR®で再現した星をデジカメで撮影し、限りなく同じ色になるように設計をしています!

その参考に、GIGASTAR®の試作品で、さそり座のアンタレス付近の星空を再現したものをデジカメで撮影した写真を紹介します。中心付近にオレンジ色に輝く明るい星がアンタレス。その表面温度は、3500K で、日本では見える高度が低いこともあり、かなりオレンジ色に見えます。

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しかしまあ、冬の空に輝く1等星超の星たちも、とてもカラフルですね!
冬の大三角(シリウス-プロキオン-ベテルギウス)は、両極端と中間の色の星でできているので、さっそく今日の夜に、星の色の違いを楽しんでみましょう!

GIGASTAR®
限りなく本物に近い星空を、あなたに
http://gigastar.jp

 

参考に、GIGASTAR®で再現する星の色の検討過程の写真です!このカラーチャートの中で、星の色に対応したものを採用します。

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