GIGASTAR®HSC アンドロメダ銀河の星たちの等級


すばる望遠鏡の主焦点に取り付けられたHSCで撮影されたファーストライトの画像であるアンドロメダ銀河の画像。まだ測光を行っていないので正確には言えないのですが、1枚の写真の中に、7等星の明るい星から25等星程度の超微光星まで捉えられていると推定しています。その等級差は18等級くらいで、ダイナミックレンジで言うと1600万倍もあります。
暗い星を捉えるために20分以上の撮影時間となっていて、18等星よりも明るい星たちはCCDセンサーのダイナミックレンジを越えてしまい、その中心のピクセルは飽和してしまっています。

科学的な観測をする際には、こうした「飽和」がないような露出時間で丁寧に観測するので、こうした画像はそもそも使用しないのですが、GIGASTAR®HSCプロジェクトではそういうわけには行きません。

そのため、今回のGIGASTAR®HSCプロジェクトの課題のひとつが、こうした「飽和してしまった星」の明るさの測定なのです。

今回のアンドロメダ銀河であれば、18等星までの比較的明るい星なので、過去の観測で測光されているデータも存在していますのでそれを採用するという方法もあります。

しかしなはら、今後、ハッブル宇宙望遠鏡などが捉えた深遠なる宇宙の姿をGIGASTAR®で再現していこうとすると、すばる望遠鏡よりも狭い領域の暗い星たちが捉えられているため、その画像で飽和してしまった星たちは、もはや過去に測光されていない暗い星たちになってきます。

そういうこともあり、今回のGIGASTAR®HSCプロジェクトでは、飽和してしまった星の画像から、できるだけ正確な等級を推定することにチャレンジしているのです。

チャレンジは、まだ始まったばかりですね!

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